宮本 晄 八号盛り皿 鉄仙・椿・風船かずら・桜・マーガレット of 石川の逸品

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精緻な日本画を白い磁器のキャンバスに描く

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宮本 晄 八号盛り皿 鉄仙・椿・風船かずら・桜・マーガレット

一列.jpg四季おりおりの草花が5種類描かれている普段使いの皿。道端に咲いている何気ない花や草木のありようを表現しているので、四季折々の季節の移り変わりを感じ取ってほしいと宮本は語る。九谷焼なら、当たり前のまわし(皿の周囲に丸くあしらわれている文様)を使っていないためか、一見洋風な感じさえしますが、ひとつひとつの技法は、九谷焼の伝統の技法を使っています。まわしがないので、たっぷりと余白がありますが、よほどの力量がないと、余白をうまく処理できずバランスを崩してしまうもの。宮本は、絶妙のバランスで一分の隙のない緊張感のある世界を造り出しています。
完成度の高さはバランスだけではありません。九谷焼とは、輪郭を描く黒い呉須に塗り絵のように色を埋めていくものですが、窯に入れて色を定着させるので、よほど、気を配って絵付けをしても色にむらができたり、呉須からはみ出たりするものです。焼き物というものは本来、窯に入れたら、「後は野となれ山となれ」というような賭博性があるものなのです。しかし、宮本の描く花の花びらには、「むら」はなく、柔らかい光をうけて微妙に変化する陰影が、絵の具のクラデーションで表現されています。塗り絵ではなく、精緻な日本画を、コントロールの極めて難しい磁器の絵の具を使って、白い磁器のキャンバスに描いているのです。
特に鉄仙は、花を柔らかく見せるために輪郭に呉須ではなく金の線を細く引いて、金箔を部分的に使っています。一見、金を使っているようには見えませんが、効果的に金のやわらかさが引き立ち、上品でおちついた雰囲気を造り出しています。
5種類の絵柄がありますから、家族ひとりひとりのMy皿として、使って欲しいと思います。また、この皿は、和食はもちろんのこと、カレーやグラタンなど洋風なものまで、なにを盛っても合う盛り皿ですから、普段使いをして日々の食卓を華やかにしてもらいたいものだと思います。

懐かしい情景のひとコマを鉢の中に閉じ込める

小道.bmp子どもの頃歩いた山野は、懐かしい原風景宮本の作品はどこか懐かしいのです。九谷焼に描かれる草花といえば、牡丹や椿、梅といった大輪の艶やかなものが多いのですが、宮本の描く草花は、野原や近くの山道を歩き、道端のどこにでも生えている草木をモチーフにしています。大輪の花をモチーフにした絵皿などは、「花の文様」というような印象でどこか非現実的ですが、宮本の描く草花は、現実にそこにあるかのような臨場感があります。緑色一面の山野の道端で、ひっそりとたたずむ紫や赤色の、野いちご、野ぶどうなどの実は、食べられるということもあり、子どもの目にはきらきらと輝く宝石のように見えたものです。
残念ながら、このような原風景は私たちの記憶だけにとどまり、現在はその実物を見ることは出来なくなってしまいました。
懐かしい情景のひとコマを鉢の中に閉じ込めたこの鉢は、野山をかけ巡り、泥だらけになって遊んだ子どもの頃の一場面を思い起こしてしまうような郷愁を感じさせてくれます。

モチーフの持つ本質を強調して表現するという絵の心

FH020022.JPG師匠から受け継いだ「絵の心」で絵付けをする宮本父親が九谷焼の卸を営んでいる家に生まれた宮本は、さまざまな作者によるさまざまな九谷焼に囲まれて育ちました。当然のように、地元の美術工芸大学に入って日本画を学んでから、文化勲章を授与された二代・浅蔵五十吉に師事して本格的に九谷焼に取り組みました。師匠と弟子はどうしても作風が似てしまうものですが、宮本の作風は、共通点はあるものの、師匠には似ていません。
二代・五十吉から受け継いだことは、その「人柄」と「作品の重厚感」そして、「独自性」であると宮本は言います。独自性とは具体的に言うと、ただ正確無比に写実するのではなく、ピカソがそうだったように、一旦写実的な世界をベースにしてモチーフの特徴を取り込み、自分の中で咀嚼して、モチーフの持つ本質を強調して表現するという世界。つまり、宮本が師匠から学んだのは、「絵の心」だったのです。
現在の九谷焼の色絵の絵付けは、淡い色合いが主流になりつつあり、古くから特徴とされてきた深い色合いから遠ざかっています。
FH030006.JPG一見、写実的に見えるその作風の中にも、 宮本ならではの独自性がある 深い色合い、特に深い緑の重厚表現を求めていきたいと宮本は語ります。そういえば、陶芸作品としては世界的にも評価が高い、「古九谷・青手」と呼ばれる手法は、渋い明黄色を背景に、松や竹などの重厚な緑色が特徴です。
宮本は、二代・浅蔵五十吉の、絵の心を継承しながら、素朴な草花を題材にして、小ぶりの花、道端に咲いている何気ない花などをモチーフにして、見た瞬間に宮本晃の作品だとすぐわかるという独自の世界をめざしているのです。

半分に割っても対称にならない、あたたかい手作りのかたち

分業の進んでいる九谷焼業界にあっても、新たな器のかたちを開発することは宮本自身で取り組んでいます。どこかに変化があり、半分に割っても対象にならない機械では造れない存在感とあたたかみのある手作りのかたちを求めていると言います。
九谷焼の美しい五彩の色合いはガラスのようなものです。この内側が透けて見えるガラスの下に、白い磁器だけでなく素朴な風合いの土を使って、ガラスを通して素地が見える世界を表現することがおもしろく、陶土にもこだわりいろいろと取り寄せサンプルをつくり、それを専門の素地屋さんにお願いしてプロデュースしています。
最近では、素地を少し削り、色絵を立体化させるというような取り組みをしていて、試行錯誤しながら、新たな作品づくりに取り組んでいるとのことです。

宮本 晄

石川県陶芸協会会員
日本現代工芸本会員
伝統工芸士

宮本 晄 (本名 晃)

毎年東京・大阪各地で個展開催

昭和32年
10月27日生
昭和52年4月
金沢美大日本画入学
昭和55年
関西美術展入選
昭和56年4月
文化勲章受賞の日本芸術院会員・故浅蔵五十吉先生に師事
先生の工房で内弟子として6年間修行
昭和58年
日本現代工芸美術展初入選
昭和60年
北国賞受賞
平成7年
北国新聞社社長賞受賞
平成8年
教育委員会賞受賞
平成9年
小松市長賞受賞
平成11年
日本現代工芸美術家協会本部会員に推挙される。以後本会員出品
昭和58年
北陸現代美術展初入選 以後7回入選
昭和63年
北陸中日美術展初入選
昭和62年
伝統九谷焼工芸展初入選
昭和62年
九谷焼デザインコンクール初出品
昭和63年
優秀賞受賞
昭和61年
第18回日展初入選 以後8回入選
平成17年
通商産業大臣指定 伝統工芸士に認定される

品名:宮本 晄 八号盛り皿 鉄仙・椿・風船かずら・桜・マーガレット

生産者:宮本 晄

鉄仙     価格10,500円(税込) 
椿      価格10,500円(税込) 
風船かずら  価格10,500円(税込) 
桜      価格10,500円(税込) 
マーガレット 価格10,500円(税込)

実寸:高さ35mm φ245mm 
箱寸:化粧箱 高さ45mm  260mm×260mm 

桐箱・紐通箱梱包箱入り・磁器・国産品・九谷焼
梱包重量:1k以内

※ひとつひとつ手作りで造っています。また、窯の火の加減などもあり、本サイトの見本と、色調、絵柄、形状が若干違う場合もありますのでご了承ください。

当サイト内の商品はすべて代引きとなります。送料、手数料を含み全国一律700円がかかります。
※システムの都合上、クレジットカード払いが表示されますが、代引きを選択し購入をお願いいたします。

■注意
・直火、電子レンジ、オーブン等での使用はしないでください。火災の原因となります。
・長時間湯水に浸しておくことは避けてください。
・太陽光線等に長時間さらしておくこと、湿度の高い状況下におくことは避けてください。
・タワシ、みがき粉、食器洗浄機、乾燥機等の使用は避けてください。

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